ニューカレドニアのブルボン ポワンチュ「Café Le Roy」のご案内


CAJ2010の会場正面UCCのブースに ブルボン ポアントゥ (BOURBON POINTU)が飾られていました。
「コーヒーハンター」の著者 川島良彰氏が、フランス領レユニオン島(La Réunion)で再発見、 再開発されたBOURBON POINTUです。
川島氏の情熱、UCCの支援、レユニオン島の方々のご努力によって、 幻のBOURBON POINTUがいま再びよみがえり、脚光を浴びています。
今は業界で知らないひとは、いないくらい有名になったBOURBON POINTUですが、 一時は消滅したと思われた幻のコーヒーでした。

OURBON POINTUの起源はレユニオン島ですが、その市場は、フランス・パリでした。
1920~1950年、あの美食家として有名な英国チャーチル首相が活躍した頃のことです。
そのチャーチル首相が愛飲していたというコーヒーが、このBOURBON POINTUです。
フランスのWikipediaによれば、1911年に商人アルモガム(Armogum)が、 ニューカレドニアのBOURBON POINTUをパリ市場に紹介・発売し、 大手輸出入業者であったポール・ジョバン(Paul Jobin)によって「カフェ・ルロワ(Café Le Roy)」 として販売されはじめ、パリで話題となりました。
こうしてニューカレドニアのBOURBON POINTUはCafé Le Royとして、 四半世紀のあいだ黄金時代を迎えました。
ところがコーヒーのサビ病と害虫被害で栽培は途絶え、1950年代半ば完全に輸出も中断されてしまいました。 以後長い間、誰もがBOURBON POINTUは永遠に消滅したと考えられてきました。


BOURBON POINTUの木

BOURBON POINTU の再開発は、レユニオン島で2002年5月再開発試験栽培に入り、 2004年に初めての収穫があったと紹介されています。
ところが、これに先立ち1997年ニューカレドニアではBOURBON POINTUが再発見・確認され、 1998年には栽培が開始されていました。

ew Caledoniaは、1800年代後半、コーヒーの生豆が貨幣の代用品とまでされ、 1939年には2000トンもの収穫を誇るコーヒー栽培地でした。
しかし、害虫被害などのさまざまな理由により収穫は激減し、2007年にはアラビカ種15t, ロブスタ種6tまでになってしまいました。
しかし、コーヒーを栽培する技術は残っており、極わずかながらもBOURBON POINTUの木も残っていました。 そして再びCafé Le Royとして、現在パリ市場で販売されています。
Café Royの開発は、イダ・マーク農園(DOMAINE IDA-MARC)のベローム(Belhomme)氏の熱意によって 始められました。
フランスにおけるニューカレドニア・コーヒーの黄金時代に、ベローム氏の義祖父が、 かつてBOURBON POINTU の栽培をしていた農園跡地にて、1997年にBOURBON POINTUの木が発見され、 200本の苗木から再開拓が始められました。
2001年には栽培が軌道に乗り、BOURBON POINTUとして商標登録をフランスINPIに申請し、 登録商標(3110770)を2002年に取得しております。
【正確にはイダ・マーク農園が加盟する UPCC (Unite de Promotion de la Cafeiculture caledonienne)が商標権を、現在保有しています】
現在、UPCC傘下の農園で栽培されていますが、栽培が難しく、一本あたりの収穫量が極めて少ないため、 イダ・マーク農園、クアンジ農園(DOMAINE de KOUANDJI) 以外に 輸出・流通するだけの収穫量が確保できません。
最も熱心に取り組み、また最も大きい農園であるイダ・マーク農園でさえ、14ヘクタール、 約3万本しかなく、700kg~1tの出荷量です。
イダ・マーク農園では、2005年よりフランス本国へ本格的に出荷を開始してきました。 また、一部少量ながらニューカレドニアでも販売しており、 ニューカレドニアの当店La Bonne Bouche (ラ・ボン・ブーシュ)でも2005年8月より 販売させていただいております。
イダ・マーク農園では、BOURBON POINTUの品質証明のため、生豆に公的証明書を添付し出荷しております。
収穫時期は、5月~8月で、その後4ヶ月間じっくり天日乾燥しますので、 ニュークロップが出荷できるのは10月~12月になり、日本には翌年1月頃に初入荷する予定です。

afé Le Royの生豆は、小ぶりで、細長い形状が特徴です。 焙煎では、柔らかい香りや、後味の甘みを楽しむため、 ハイロースト程度の浅煎りを目安に焙煎されると、この豆の個性が引き立つと思います。

また、カフェインが少ないのが特徴です。
通常のアラビカ種は1.2%前後含まれていますが、Café Le Royは約半分の0.6%しかありません。 「午後のコーヒー」といわれるゆえんです。
苦味は僅かで、さわやかな酸味、香りは豊かで、ほのかな甘みの後味が長く穏やかに残ります。 まるで「貴婦人のような、なんとも言えないやさしさ、ロマンスRomance」が口いっぱいに残ります。 フランスの気品とやさしさを、このコーヒーから味わってください。 ちなみに、ニューカレドニアのコーヒー試飲専門家2名の方による、 3農園の名を伏せて行ったBOURBON POINTUのカッピングテストの結果は、以下の通りでした。

カップ Cup 苦味AMERTUME 酸味ACIDITE 香りAROME 後味CORPS
Café Le Roy イダ・マーク農園 1/5 , 1/5 3/5 , 3/5 2/5 , 3/5 3/5 , 3/5
Café Le Roy クアンジ農園 1/5 , 1/5 0/5 , 0/5 4/5 , 3/5 2/5 , 2/5
Café Réunion 2/5 , 3/5 1/5 , 2/5 2/5 , 2/5 2/5 , 2/5
(このCupping Testは2010年7月ニューカレドニアで実施、2名の方それぞれの5点評価を載せています)

rocope(プロコプ)で、「イダ・マーク農園」のコーヒー(Café Le Roy)が「Grand Cru de Café」 (最高品質)の名誉を受賞しました。(2009年5月21日受賞) カフェ・プロコプ(Procope)は、シチリア・パレルモ出身のプロコピオ・デ・コルテロがひらいた、 パリで最初のカフェです。 『カフェの名前はプロコプ(Procope)、やがてフランス啓蒙主義、アメリカ独立、 フランス大革命の時代を通じて勇名を轟かす、パリを代表するカフェである。 開店は1689年、フランス大革命に先立つこと100年前である。』 (「コーヒーが廻り世界が廻る」臼井隆一郎著 中公新書 P.103 より) と紹介されています。

Restaurant Le Procopeのホームページ

ヴォルテール(作家)、ルソー(思想家)、ダントン(政治家)、ロベスピエール(政治家)、 バルザック(作家)、ビクトル・ユゴー(作家)、またアメリカ人ですがフランス特使として 来仏中のベンジャミン・フランクリンなど、文化・知識人たちのたまり場となった歴史的カフェだそうです。 Procopeは、今もパリ・サンジェルマンにあり、Restaurant Le Procopeとして営業されています。

このRestaurant Le Procopeでは、Club de Cafeologieというフランス国内のコーヒー評議会が開催されており、 審査、試飲、焙煎講習などがおこなわれています。 アソシエイション審査員による、コーヒー審査会のカッピングテストで、 「イダ・マーク農園」のコーヒー(Café Le Roy)が「Grand Cru de Café」(最高品質)として、 称賛されました。

randだけが先行してしまったBOURBON POINTUですが、 このコーヒーは味わってみないと旨く表現できない高級感を持っています。 これまで、BOURBON POINTU はUCCからのみの販売でしたが、このたびCafé Le Royとして New CaledoniaのBOURBON POINTUを日本で販売させていただくことになりました。

イダ・マーク農園のご承諾、ご協力により、当店ラ・ボン・ブーシュが取り扱い、 販売させていただきます。 ぜひお試しください。




元のページに戻る